2016年3月30日水曜日

【修復】襖(ふすま)の滑り止めが壊れたので3Dプリンターで作ってみました!





家のふすまの滑り止めが壊れたので、復元出来ないかと思い3Dプリンターで作ってみることにしました。

手順としては
1.パーツをデジカメで撮影(採寸する為)
2.パーツを3D CADで設計
3.3Dプリンターでプリント
4.取り付け〜完成

ここの下のパーツが壊れました

1.パーツをデジカメで撮影
 正確に計るためデジカメで撮影してノギスで採寸しました。

細かく計っていきます
(結構アバウトですが、、、)


2.パーツを3D CADで設計
 無料の3D CAD「123D Design」でデータを作っていきます。
 このCADは使ったことが無かったので、練習もかねて作りましたが、
 感覚的に操作ができ、使いやすかったです。


図面を見ながら、2時間ほどで完成

3.3Dプリンターでプリント
 3Dプリンター「moment s」でプリント。



20分ほどでプリント終了しました

元のパーツと比べてみましたが、ほぼかたち的には同じものが出来ました。

前から見たところ

上から見たところ 
横から見たところ

黒色でしたので細部が分かりにくいですが、
ほぼ同じです

4.取り付け〜完成
 元のパーツで取り付け方を確認してから、付け直してみました。

こんな感じで取り付けます

うまくはまればこんな感じ

ぴったりとはまりました!



修復完成!!


■まとめ
 準備から完成まで延べ3〜4時間くらいでした。
 実は写真のパーツは2回目もので、1回目のプリントしたものは、
 少し厚みがあり、データを直しプリントしたものです。
 
 修復はうまくいきましたが、素材のPLAが堅いせいか
 元のパーツより少し滑りが悪いです。
 それでも、パーツがなくて下の木部をがりがり削っているよりかは
 ずっとよくなりました。

 これからは、パーツが壊れれば、3Dプリントですね!
 このパーツ、欲しいって方がおられたら、コメント欄でお知らせください。
 
 最後までお読み頂き、ありがとうございました。


2016年3月5日土曜日

バネの工場見学に行って来ました!


3月5日(土)に「株式会社 ニシト発條製作所」にお邪魔いたしました。

先日、東成区民センターで行われました、「モノづくり体験フェスタ」に出展されており、バネ用ステンレス線を使いネームスタンド作りの体験をされていました。

そこで興味をもち、一度見学させて頂きたいと思い連絡しましたら、会って頂けることになりました。

バネを専門に特注品から自社製品まで、「バネのことならニシト」というくらい何でも
相談できるコンサルタントが出来るメーカーさんです。

コイルバネをはじめ、チタン・ニッケル合金の加工技術や自社で形状記憶ができる熱処理技術も得意だそうです。



いろんなバネの数々



さてここからは工場見学です。

この機械で、曲げる、切るなどを一度にできるそうです。

基本的なバネの機械

ひとつひとつ丁寧に作られています


動いている様子はこちらです


これもバネを作る機械


こちらは引っ張りバネを作る機械


動いている様子はこちらです


次は、グラインダー(研磨機)
バネの上下を研磨することで、斜めにならず相手部品への負荷を減らします。


研磨のおかげで自立しています





小ロットのバネを作る時の機械



大きなバネもたくさんありました

このパイプはバネの径を変えるためのものです

他にも、バネに低温焼き鈍しを入れる機械など、大小さまざまな機械がありました。




■まとめ

お話しを伺ったのは、西尾兄弟、恵太郎さん(兄)と光司さん(弟)です。
ニシトさんの今後の課題は、魅力的なオリジナル製品をつくることだそうです。

バネを使った工業製品やアート作品などのお話しを聞きバネの可能性を感じました。

自分も何かバネを使った製品を作ってみたいと思い、いろいろと相談させてもらいました。

朝からお昼どきまで、長い時間見学させて頂いたにも関わらず快く対応いただき、ありがとうございました。



左から光司さん、恵太郎さんです


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株式会社 ニシト発條製作所